年賀状を書く季節になりました。それに先駆けて、喪中はがきもいくつか届いています。
その年、家族に亡くなった人がいる場合は、年賀状を出さないで、年賀欠礼の喪中はがきを出すのが一般的になっています。
さて、この喪中はがきですが、初めての人は戸惑いがあるでしょう。
この記事では喪中はがきを出す時期や誰に喪中はがきを送る必要があるのか、具体的な文面はどう書けばいいのか、などについて紹介します。
年賀状の喪中はがきはいつまでに出す?
喪中はがきを出す時期は
喪中はがきは、年賀状の準備が始まる12月上旬を目安に先方に届くように出しましょう。
12月15日から年賀状の受付が開始されますから、それよりも前に届いているのが理想的です。
そうすれば、家族が亡くなったことを知らない人が年賀状を出してしまって、失敗したと思わないで済むからです。
喪中はがきが間に合わないときは
12月に入ってから亡くなる人もいます。
また、家族が葬儀やその後の手続き等で喪中はがきを準備する余裕のないこともありますね。
このようなときには、無理して年末に喪中はがきを書くよりも、新年になった1月8日~2月4日の間に、「寒中見舞い」として、年賀状を書けなかったお詫びと、故人が亡くなったことをお知らせしるのがいいでしょう。
年賀状の喪中はがきを送る相手はどこまで?
年賀状の喪中はがきを送る相手は、いつも年賀状をいただいている人はもちろんですが、葬儀に来ることができなかった人や訃報を知らせたい人にも送ることが適当です。
最近は家族葬を行い、親戚や友人を招かないことが増えていますが、喪中はがきを出せば故人の死去をお知らせする機会ともなります。
年賀状の喪中はがきの文例
年賀状の喪中はがきの文例は以下の通りです。
注意したいこと
年賀状の喪中はがきを書くときに気を付けたいのは次のようなことです。
・時効の挨拶や頭語を使わない
・句読点を入れない、字下げをしない
・近況報告などは書かない
・文字は薄墨で書く。
・誰がいつ亡くなったか、自分との関係を明記する
単に喪中と書かれていると誰が亡くなったのか分かりません。
受け取った人が誤解する恐れがあるので気を付けましょう。
具体例
・年賀欠礼の挨拶
喪中につき新年のご挨拶を遠慮させていただきます
服喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
喪中につき年頭のご挨拶を控えさせていただきます
・いつ誰が亡くなったかを伝える
本年〇月〇日に祖父○○が〇歳で永眠致しました
父〇〇が本年〇月に〇歳で天寿を全う致しました
〇月に祖母〇〇が〇歳で亡くなりました
・結びの文
皆様が健やかな新年をお迎えなさいますように
こころよりお祈り申し上げます
本年中のご厚情に深く感謝致します
明年も変わらぬご交誼のほどをお願い申し上げます
生前賜りましたご厚情に感謝いたしますと共に
明くる年も変わらぬご交誼のほどをお願い申し上げます
喪中とは何か?
喪中というのは、近親者が亡くなったとき、故人の死に際して追悼の意を表し、一定期間行動を慎むことです。
1親等(父母や子どもなど)では12~13か月、2親等(兄弟姉妹、祖父母、孫など)では3~6か月とされています。
年賀状については、前年に家族が亡くなった場合に翌年の年賀状を失礼するのが一般的です。
しかし、最近はきっちり1年とは決めずに、前年の早い時期に亡くなった場合は翌年の年賀状はいつも通りに出す人もいますし、1年たっても気分が晴れないので、新年の挨拶状を書く気になれないという人もいます。
それぞれのケースで臨機応変に対処するのがいいでしょう。
喪中はがきとは何か?
喪中はがきは、「家族が亡くなって喪中であるために年賀状を遠慮します」ということをお知らせするものです。
一般的には、亡くなった人が、父母、子ども、兄弟姉妹、義父母などの場合が当てはまります。
祖父母、義理の兄弟姉妹などの場合はそれぞれで、とても親しくしていたので喪中とする人もいます。
あまり付き合いがなかったので、普段通りという例もあります。
年賀状の喪中はがきまとめ
年賀状の喪中はがきは、「家族に亡くなった人がいるので、年賀状を出しません」ということを知らせるはがきです。
喪中はがきは、年賀状の受付が始まる前の12月上旬までに届くようにしましょう。
喪中はがきは、年賀状をいただいている人や故人が亡くなったことを知らせたい人に出します。
喪中はがきには、年賀欠礼の挨拶を書き、誰がいつ亡くなったかをお知らせし、さらに結びの言葉を加えましょう。
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