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喪中はがきはどこまで?いつまでに出す?文例についても解説!

年賀状を書く季節になりました。それに先駆けて、喪中はがきもいくつか届いています。

その年、家族に亡くなった人がいる場合は、年賀状を出さないで、年賀欠礼の喪中はがきを出すのが一般的になっています。

さて、この喪中はがきですが、初めての人は戸惑いがあるでしょう。

この記事では喪中はがきを出す時期や誰に喪中はがきを送る必要があるのか、具体的な文面はどう書けばいいのか、などについて紹介します。

目次

喪中はがきはどこまで送る?

喪中はがきの送付相手を決めることは、慎重に考える必要があります。広く知らせすぎても、狭すぎても問題が生じる可能性があるからです。ここでは、一般的な基準と、状況に応じた判断のポイントをお伝えします。

喪中はがきを送る相手の範囲は、亡くなった方との関係性や、普段の付き合いの深さによって変わってきます。

基本的には、年賀状を送る相手に出すことが一般的です。

理由は、年賀状を控えていただくことへの配慮だからです。しかし、すべての年賀状の相手に送る必要はありません。

具体例を挙げると、以下のような方々に送ることが多いです:

  1. 親しい友人や知人
  2. 仕事上の重要な取引先
  3. 所属している団体のメンバー
  4. 親戚や遠い親族

ただし、普段からあまり交流のない相手や、一度きりの取引先などには送る必要はありません。

年賀状を送る相手を基準に、親密度や重要度を考慮して送る範囲を決めることが望ましいです。

喪中はがきはいつまでに出す?

喪中はがきの送付時期は、多くの方が気にする重要なポイントです。

適切なタイミングで送ることで、受け取る側への配慮を示すことができます。

ここでは、理想的な送付時期と、万が一遅れてしまった場合の対処法について詳しく説明します。

喪中はがきを出す時期は

喪中はがきは、11月中旬までに送ることが望ましいです。

理由としては年賀状の準備を始める方が多い時期だからです。

具体的には、11月15日頃までに投函すると良いでしょう。

こうすることで、受け取った方が年賀状の準備に間に合わせることができます。

11月中旬までの投函を目指すことで、相手への配慮を示すことができます。

喪中はがきが間に合わないときは

12月に入ってから亡くなる人もいます。

また、家族が葬儀やその後の手続き等で喪中はがきを準備する余裕のないこともありますね。

このようなときには、無理して年末に喪中はがきを書くよりも、新年になった1月8日~2月4日の間に、「寒中見舞い」として、年賀状を書けなかったお詫びと、故人が亡くなったことをお知らせしるのがいいでしょう。

喪中はがきの文例

喪中はがきの文面は、簡潔でありながら丁寧さを失わないことが求められます。

ここでは、文例を作成する際の注意点と、具体的な文例をいくつか紹介します。

これらを参考に、状況に応じた適切な文面を作成してください。

注意したいこと

喪中はがきを書くときに気を付けたいのは次のようなことです。

  • 時効の挨拶や頭語を使わない
  • 句読点を入れない、字下げをしない
  • 近況報告などは書かない
  • 文字は薄墨で書く。
  • 誰がいつ亡くなったか、自分との関係を明記する

単に喪中と書かれていると誰が亡くなったのか分かりません。

受け取った人が誤解する恐れがあるので気を付けましょう。

シーン別文例

以下に、喪中はがきの文例をいくつか紹介します。

基本的な文例

謹んでお知らせ申し上げます。 さる○月○日、父 ○○○○ が永眠いたしました。 つきましては、年末年始のご挨拶を控えさせていただきます。 何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

仕事関係の場合

謹啓

時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 さて、誠に勝手ながら、私儀、○月○日に父を亡くし、喪中につき、 年末年始のご挨拶を失礼させていただきます。 何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。

敬具

遠方の知人に送る場合

拝啓

seasonal greetings を申し上げます。 さて、このたび、○月○日に祖母が永眠いたしました。 つきましては、年末年始のご挨拶を控えさせていただきます。 遠方にて失礼をお詫び申し上げます。 ご了承くださいますようお願い申し上げます。

敬具

これらの例を参考に、状況や関係性に応じて適切な文面を選びましょう。

喪中とは何か?

喪中とは、近親者を亡くした後の一定期間のことを指します。

この期間は、慎みの気持ちを持って過ごすとされています。

亡くなった方への敬意と、残された家族の心情への配慮からです。

具体的には、喪中の期間は以下のようになっています:

  • 配偶者:1年間
  • 父母、子:6か月間
  • 祖父母、兄弟姉妹:3か月間

例えば、8月に父親を亡くした場合、翌年の1月まで喪中となります。

この間、年賀状の送付や新年の挨拶、お祝い事への参加を控えるのが一般的です。

喪中は亡くなった方との関係性によって期間が異なり、その間は慎みの生活を送ることが求められます。

喪中はがきとは何か?

喪中はがきは、近親者の訃報を知らせるとともに、年末年始のご挨拶を控える旨を伝えるためのものです。

相手に配慮を示し、不要な年賀状の送付を防ぐためです。

喪中はがきには、通常以下の内容が含まれます。

  1. 亡くなった方との関係
  2. お亡くなりになった日付
  3. 年末年始の挨拶を控える旨
  4. 差出人の氏名

例えば、「さる○月○日に父が永眠いたしました。つきましては、年末年始のご挨拶を控えさせていただきます。」といった文面が一般的です。

喪中はがきは、大切な方の訃報を伝えつつ、年末年始の挨拶を控える意思を示す重要なコミュニケーション手段になります。

喪中はがきはどこまで?まとめ

喪中はがきはどこまで?いつまでに出す?文例についてもお届けしました。

要点は下記の通りです。

  1. 送付先:年賀状を送る相手を基準に、関係性を考慮して決定します。
  2. 送付時期:11月中旬までに送ることが理想的です。
  3. 文面:簡潔で丁寧な表現を心がけ、相手の気持ちに配慮します。

年賀状の準備時期に間に合わせ、相手への配慮を示しましょう。

会社の場合は11月中に一括で送付することが多いです。個人の場合も、できるだけ早めの対応を心がけましょう。

喪中はがきは日本の伝統的なマナーの一つであり、適切な時期と方法で送ることで、相手への思いやりと敬意を表すことができます。

大切な方を亡くした悲しみの中にあっても、周囲への配慮を忘れないことが、成熟した社会人としての振る舞いといえるでしょう。

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