机の引き出しに大事にしていた御朱印帳に茶色い点々がついてしまった経験はありませんか。
茶色い点々の正体は「カビ」です。
日光を避けて大事にしまったはずがカビが生えるなんて悲しいですよね。
今回は御朱印帳に生えたカビの原因やカビを防ぐ方法を紹介します。
思い出の御朱印帳を長く綺麗な状態にする為に役立つ情報になっています。
御朱印帳にかびが生えるのはなぜ?
御朱印帳にカビが生える原因は「湿気」と「汚れ」です。
御朱印帳の特徴は1冊40ページほどの和紙でできた本です。
その中に神社から参拝した証に御朱印を頂くことです。
和紙や御朱印で使われる墨は、どれも湿気に弱い性質があります。
神社へ持参する際に手垢や汚れが付着する可能性もありカビの温床になります。
御朱印帳のカビを防ぐ方法
御朱印帳は極端な事をいうと和紙と墨でできています。
これは学校の古文や歴史で勉強した「古文書」と同じ素材になります。
1000年以上前の紙が今も存在することは、和紙が他の紙と比べて丈夫に作られている理由になります。
頑丈な和紙ですが、デメリットもあります。
和紙の弱点は下記になります。
- 湿気に弱い
- 虫に食われやすい
- 手垢などの汚れ
- 紫外線に弱い
これは紙製品と同じデメリットになります。
デメリットを補う、保存方法を活用すれば御朱印帳を長く綺麗に保存できます。
この章では御朱印帳の保存方法を紹介します。
紙質にこだわる
御朱印を頂く紙は「奉書紙(ほうしょし)」もしくは「鳥の子紙(とりのこがみ)」を使った御朱印帳がオススメです。
長く使う御朱印帳なので、紙質にはこだわりたいですよね。
奉書紙の歴史は室町幕府から作られており、公文書や神社など法典用に作られた高級和紙になります。
白くて厚手の紙質なので長期保存に適しており、文字が滲みにくく裏面に映らないのが特徴です。
Amazonや楽天でも奉書紙を使った御朱印帳が数多くあります。
一方、鳥の子紙(トリノコガミ)は、雁皮(がんぴ)を原料とした高級和紙です。
1000年生きる和紙として、正倉院に残っていた書物もこの雁皮からできていました。
いずれの素材も御朱印帳を長く綺麗に保存したい人にはオススメです。
保管方法にこだわる
御朱印帳の保管方法は2種類に分類されます。
現在持ち歩いている御朱印帳の保管方法と自宅での保管方法です。
2つの共通点は「通気性」と「汚れ防止」です。
この2つを取り入れれば長く御朱印帳を綺麗に保ち続けることができるでしょう。
持ち歩く時の保管方法
持ち歩く時の保管方法はバッグの中で汚れを防ぐ方法です。
御朱印帳は神社で記帳してもらう以外のほとんどをカバンの中に入れています。
バッグの中を清潔に保つ事で御朱印帳にカビが生えない状態にします。
バッグの保管方法で気を付ける方法は下記になります。
- 飲料水や水分がある物にはしっかり栓をして漏らさない
- 手垢をつけないように御朱印帳にカバーをつける
- バッグの中を清潔に保つ
御朱印帳は紙製品なので、大切に持ち歩くのがいいですね。
自宅での保管方法
桐箱に入れる保管方法がオススメです。
桐箱は防湿性が高いため通気性がよく、カビなどの防虫効果が高い素材になります。
着物や高級なタンスにも桐を使用しています。
御朱印帳は湿気が大敵です。
自宅で数冊御朱印がある人は桐箱に仕舞って大事に保管するのがオススメです。
カビを防ぐ御朱印帳カバーのおすすめはこれ!
カビの発生源は手垢による汚れが原因の一つになります。
御朱印帳にカバーをつける事で手垢を防ぐ方法になります。
「表紙に惚れて購入したのにカバーをかけたら見えなくなるのでは?」と思いますが、今は透明なビニールのカバーがあるので表紙を隠すことはありません。
「表紙が織物で作られているので、カバーをつけると手触りが無くなる」と不安に思う人には御朱印ケースがオススメです。
ケースの形は巾着型やポーチ型など様々ありますが、1冊用の桐箱ケースがオススメです。
桐箱は防湿効果があるので、御朱印帳の保管に最適です。
御朱印帳のかびの原因や防ぐ方法・保管方法まとめ
御朱印帳を長く持っていると赤茶色のカビが生えることがあります。
原因は通気性の悪さや手垢による汚れがカビの温床になることです。
長く綺麗な御朱印帳を保つ為に防湿と防虫効果のある桐箱や御朱印ケースに仕舞っておく事をオススメします。
御朱印帳はとても神聖なものなので大切に扱うほど綺麗に保管することができます。
御朱印帳を見返すと当時の思い出が蘇る大切なものです。
御朱印帳を大切にしつつ、御朱印巡りを楽しんでください。
コメント