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安部榮四郎邸について

出雲民藝紙工房(いずもみんげいしこうぼう)の向かいに安部榮四郎邸(あべえいしろうてい)があります。

昭和34年に建てられました。

現在は、安部信一郎、紀正、両氏の自宅となっております。

昔ながらの日本家屋であり、玄関には歴史の重厚感が漂っております。

建物内部は、まるで和紙の博物館のようです。

人間国宝 安部榮四郎(あべえいしろう)氏の研究資料や作品が、所狭しと並んでおります。

以前は、民藝運動(みんげいうんどう)で関わっていた多くの芸術家たちが、安部榮四郎(あべえいしろう)邸を訪ねてきたそうです。

残された手紙から、当時の彼らの同志愛が伺えます。

この大きな囲炉裏を囲んで、幅広い来客をもてなしたそうです。

尚、安部榮四郎(あべえいしろう)邸は、一般の方の見学は遠慮させていただいております。

保管されていた美術品の一部は、財団法人安部榮四郎記念館(ざいだんほうじんあべえいしろうきねんかん)に保存されておりますので、そちらのほうで鑑賞していただけます。

参照:
週刊人間国宝63 工芸技術手漉和紙